ストレスが睡眠に与える影響とは?

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「夜に何度も目が覚めてしまう」、「睡眠時間はしっかり取ったのに寝た気がしない」
そう感じることが多い人はストレスが原因かもしれません。

よく現代はストレス社会と言われます。
長時間労働や人間関係だけではなく、SNSによる誹謗中傷なども最近ではストレスの原因になっています。なにかのアンケートで約60%の人が日々の生活でストレスを感じているという結果を見たこともあります。

適度なストレスは良い緊張感を与え、パフォーマンス向上に繋がると言われますが、逆に過度なストレスは頭痛や胃潰瘍などの身体的ダメージを与え、イライラや気分の落ち込みなど精神にも悪影響を与えてしまいます。

そんなストレスですが睡眠にも影響があり、過度のストレスは睡眠の質も低下させてしまいます。


ここではストレスが睡眠に与える影響を説明したいと思います

 

ストレスと睡眠の関係

ストレスは自律神経を乱す

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過度なストレスは自律神経に大きな影響を与えます。
自律神経とは交感神経と副交感神経で構成され、この2つがバランスよく働くことで健康的に生活することができます。例えば交感神経が活発になると血圧が上昇し身体が起きた状態となります。また、副交感神経が活発になると胃液が多く分泌され胃の働きが活発になるなどです

 

交感神経とは

日中に活発に活動する神経のことです。
交感神経が活発に活動すると心拍数が増加し血圧が上昇します。血圧が上昇すると身体全身への血流量が増加し、身体が起きた状態になります。また脳も起きた状態となるため、仕事や勉強に適した状態となります。

 

副交感神経

夕方から夜にかけて活発に活動する神経のことです。
副交感神経が活発に活動すると心拍数が低下します。血圧が下がり、リラックスした状態となるため、身体が休む状態になります(睡眠には副交感神経の働きが重要)。

 

過度なストレスは交感神経の働きを活発にする

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私たちは過度なストレスを感じると交感神経が刺激され、その働き活発になります。
交感神経の働きが活発になると昼間と同じで脳と身体が起きた状態になるため、本来であれば副交感神経の働きが活発になるはずの夜に交感神経の働きが活発になり、眠気を生じづらくなるのです。

また、私たちは寝ている間に深い眠り(脳と身体が休んでいる状態)と浅い眠り(脳は起きており、身体は休んでいる状態)を定期的に繰り返しています。
深い眠りと浅い眠りの両方を十分取ることで充実した睡眠を感じることができます。

ただし、交感神経の活動が活発になると脳が興奮状態となり、眠りも浅くなりがちです。
深い眠りを十分に取れていないため、朝起きた時も寝不足だと感じるわけです。

 

最後に

いかがでしたか?
睡眠とストレスの関係を理解頂けたでしょうか
質の高い睡眠を取ることは免疫力アップ(ストレスにも強くなる)に繋がるので理想ですが、現代社会でストレスを感じずに生活するのは難しいでしょう。そのため、睡眠の質を向上させるためにはストレスを感じても発散する自分なりの方法を見つけておくことが重要です。

もし、自分なりのストレス発散方法でもストレスが軽減されない、身体の不調が続くようであれば専門機関への相談もありかもしれません

 

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