睡眠の質が低下するの?やってしまいがちな生活習慣とは
毎日の睡眠を十分取れていますか?
「朝、すっきり起きれない」、「起きたばっかりなのにまだまだ眠たい…」なんてことはないですか?睡眠時間は十分に取れているはずなのにそう感じる場合は「質の良い睡眠」が良くないかもしれません。
人間の一生のうち1/3は睡眠時間と言われています。質の低い睡眠を続けていると慢性的な睡魔に襲われたり、疲れやすくなったり、集中力が低下したりと様々は影響が出てきます。
では、なぜ睡眠の質が下がってしまうのでしょうか?
この記事では日常でついついやってしまいがちな睡眠の質を低下させていることをご紹介します。睡眠でお悩みの方は参考にしてみてください。
◆睡眠の質が低くなる原因
①睡眠前のパソコン、スマホの使いすぎ
寝る直前までパソコンやスマホを使ってSNSやオンライン動画を見たりしていませんか?
インターネットサービスの多様化によりパソコンやスマホを使う時間が増えていると思います。ただ、これらのデバイスから発せられるブルーライトは睡眠の質を低下させてしまいます。
その理由は人は目から入る光(太陽光)によって体内時計を管理しているのですが、ブルーライトは太陽光と似た成分のため、脳が昼間と勘違いしてしまうからです。
脳が覚醒状態になってしまうため、体内時計が狂い、睡眠の質が低下してしますわけです。
そのため、寝る1時間前にはパソコンやスマホを使わないのが理想です。
また最近ではブルーライトをカットするメガネなども多く販売されているのでそれらをうまく活用し寝る直前にできるだけブルーライトを浴びない工夫が必要です。
②寝る前の過度なアルコール摂取
寝る前にお酒を飲む人は多いんじゃないでしょうか?アルコールは寝つきを良くする効果があります。一方で睡眠の質は低下させてしまいます。
その理由はアルコールを摂取するとアルコールを分解するためにアセトアルデヒドという成分が発生するのですが、このアセトアルデヒドが深い眠り(ノンレム睡眠)を妨害してしまうからです。眠っていても深い眠りに入ることができず、浅い眠りの時間が長くなってしますため、睡眠の質が低下してしまうのです。
(浅い眠りとは身体は休んでいるが脳は起きている状態のことです)
またアルコールには筋肉を緩和させる働きがあるため、喉の気道が狭くなり無呼吸が起こりやすくなってしますので注意が必要です。寝る前は適度なアルコール量を心がけましょう。
③寝る前の食事
「空腹だとなかなか寝れない…」と感じる人も少なくないと思います。ただ、食べる時間と睡眠の質は大きく関係しているため、食べる時間も注意が必要です。
その理由は胃に食べ物が残ったままだと寝ている間も胃が消化活動を続けているため、深い眠りを妨害してしまうからです。アルコール同様、浅い眠りの時間が多くなり、睡眠の質が低下してしまうのです。
満腹になると眠たくなると思いますが、そのまま寝てしまうと睡眠の質が低くなってしまいます。そのため、お腹を落ち着かせるためにも食事は寝る前の3時間前には終わらせるよう心がけましょう。
④寝る前の過度な運動
寝る前の適度な運動は睡眠の質を向上させますが、激しい運動は逆に睡眠の質を低下させる原因となります。
その理由は自立神経(交感神経と副交感神経)と関係しています。
日中活動している時は交感神経が活発に働いており、夜になると副交感神経の働きが強くなります。副交感神経の働きが強くなると身体はリラックス状態となり、寝る準備が整うというわけです。
そのため、寝る直前に過度な運動をしてしまうと交感神経の働きが強くなり、睡眠の質が低下してしまうというわけです。ただし、ヨガやストレッチなどの適度な運動であれば身体の緊張を緩和させ、睡眠の質を向上させることも可能です。
いかがでしたか?
日常生活の中でついついやってしまいがちなことで睡眠の質を下げてしまっているかもしれません。質の低い睡眠を続けていると慢性的な睡魔に襲われたり、疲れやすくなったり、集中力が低下したりと様々は悪影響が出てしまいます。
今回紹介した内容が当てはまっている方は、ぜひ良質の睡眠を手に入れる参考にして頂ければと思います。